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[試合結果]2012.5.4

コンパヤックの初防衛戦

 WBC世界ライトフライ級王者コンパヤック・ポープラムック(タイ)は3日、タイのブリラム・プロビンスに同級6位ジョナサン・タコニング(比)を迎えて初防衛戦に臨んだ。
○コンパヤック・ポープラムック(タイ)
 5回終了負傷判定
●ジョナサン・タコニング(比)

 コンパヤックは昨年12月、アドリアン・エルナンデス(メキシコ)を10回KOで破って王座を獲得。今回の初防衛戦はそう難しくはないだろうと見られていたが、思わぬ苦戦を強いられることとなった。
 ガードを高く上げて距離を詰めようとするコンパヤックに対し、サウスポーのタコニングは適度に足をつかいながら角度をつくって左右を上下に打ち分ける。王者も応戦するが、やや後手の印象を与えた。4回、コンパヤックはバッティングで左目尻をカット。続く5回、タコニングが左右の大きなフックで攻め込むと王者は防戦に大わらわ。何度か体が傾くなど大ピンチに陥った。その最中、主審はタコニングにバッティングがあったとして試合を止めて減点を言い渡した。なんとか息を吹き返したコンパヤックは反撃してラウンドを凌いだが、左目尻の傷は深くなっていた。
 5回終了時のインターバルで傷を見たドクターは即座にレッドカードを示して続行不能と判断。これを受けてレフェリーが試合をストップ、勝負は採点に委ねられた。僅少差が予想されたが、蓋を開けてみると47対47がひとりいただけで、もうひとりは48対46でコンパヤック、日本の金谷武明氏は50対45のフルマークで王者を支持していた。
 辛うじて初防衛に成功したコンパヤックは48戦45勝(30KO)3敗。タコニングは16戦13勝(10KO)3敗1分。

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