南アのライバル対決

○ジェフリー・マセブラ(南ア)
　12回判定(2-1)
●タカラニ・ヌドゥロブ(南ア)

　この両者は10年9月にIBFの挑戦者決定戦で拳を交え、2対1の12回判定勝ちでヌドゥロブが世界挑戦に駒を進めた。1年半を経ての再戦は世界戦が舞台となった。
　前半はヌドゥロブがリードしたが、中盤からマセブラが追い上げて形勢を五分に戻す。そんな展開のなか終盤にマセブラが突き放し、判定をものにした。採点は117対111、116対112でマセブラ、もうひとりは逆に115対113でヌドゥロブを支持していた。
　シドニー五輪出場の経験を持つマセブラは32歳。3年前、セレスティーノ・カバジェロ(パナマ)のWBA&IBF同級王座挑戦に続く2度目の大舞台で悲願を達成した。31戦26勝(14KO)3敗2分。2度目の防衛に失敗したヌドゥロブは40戦33勝(18KO)7敗。