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昨年12月の試合の際、採点やレフェリーの判断を巡って問題になったアミール・カーン(英)とレイモント・ピーターソン(米)の再戦が決まった。5月19日、米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで開催されるもので、ベルトの持ち主はピーターソンに変わったが、前回同様WBAとIBFの世界スーパーライト級王座がかけられる。
左:カーン 右:ピーターソン
ピーターソンの地元ワシントンDCで行われた初戦は、カーンが初回にダウンを奪って幸先いいスタートを切ったが、徐々にピーターソンの執拗なボクシングに巻き込まれ接戦に。一度、減点を科されたあとカーンは最終回にも減点され、これが響いて二者が1ポイント差でピーターソンの勝利を支持。カーンは2対1の判定を失い、同時にベルトも手放すことになった。その後、カーンを擁するゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)はWBA、IBFに直訴したうえでピーターソン陣営と即再戦の交渉を続けてきた。その一方、契約上はフリーの立場にあるピーターソンはトップランク社とも近い関係にあり、同社からはファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)との対戦を打診されていた。こうしたなかGBPは初戦の報酬65万ドル(約5070万円)に35万ドルを上乗せした100万ドル(約7800万円)の報酬を提示。ピーターソン側はさらに100万ドルのボーナスを要求したと伝えられる。
レイモント・ピーターソン
初防衛戦となるピーターソンは32戦30勝(15KO)1敗1分。王座奪回を目指すカーンは28戦26勝(18KO)2敗。
GBPは前座としてルーカス・マティセ(亜)対ウンベルト・ソト(メキシコ)の一戦を計画しているという。
GBPは前座としてルーカス・マティセ(亜)対ウンベルト・ソト(メキシコ)の一戦を計画しているという。