海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
WBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)の2度目の防衛戦が4日(日本時間5日)、米国テキサス州サンアントニオのアラモドームで行われた。挑戦者は同級1位のマルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)。チャベスにとっては真価が問われる試合となった。
拡大写真
○フリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)
12回判定(3-0)
×マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)
偉大な3階級制覇王者を父に持つチャベスはデビュー以来46戦44勝(31KO)1分1無効試合という見事なレコードを残しているが、挑戦者のルビオも59戦53勝(47KO)5敗1分という驚異的なKO率を誇る。昨年11月の初防衛戦で評価を上げたチャベスだが、今回の試合は正念場と見られていた。
12回判定(3-0)
×マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)
偉大な3階級制覇王者を父に持つチャベスはデビュー以来46戦44勝(31KO)1分1無効試合という見事なレコードを残しているが、挑戦者のルビオも59戦53勝(47KO)5敗1分という驚異的なKO率を誇る。昨年11月の初防衛戦で評価を上げたチャベスだが、今回の試合は正念場と見られていた。
拡大写真
チャベスは序盤、前傾姿勢で相手に圧力をかけたり、足をつかって間合いをとったりと探りを入れるような戦いをみせた。ルビオは中間距離で強さを発揮するタイプの強打者だが、思ったような距離をつくれず後手にまわっている印象は拭えなかった。
中盤にはルビオが攻め立てるシーンもあったが、長続きはしなかった。チャベスはガードを固めて体で押し込み、パンチを上下に散らしてポイントをゲットしていった。後退を強いられて戦いにくそうなルビオは打開策を見出せず、持ち味を発揮できないままラウンドを重ねることに。
中盤にはルビオが攻め立てるシーンもあったが、長続きはしなかった。チャベスはガードを固めて体で押し込み、パンチを上下に散らしてポイントをゲットしていった。後退を強いられて戦いにくそうなルビオは打開策を見出せず、持ち味を発揮できないままラウンドを重ねることに。
拡大写真
リングサイドの父から叱咤されたチャベスの馬力は終盤になっても衰えず、接近した状態で上下にパンチを散らして王者が攻勢を印象づけたまま試合は終了。
採点はひとりが115対113と接近していたが、残りの二者は116対112、118対110だった。
WBCからダイヤモンド王者のセルヒオ・マルチネス(亜)との対戦を義務づけられているチャベスは、「きょうのような出来では勝てないだろうね。でも、僕はまだまだ強くなるから大丈夫さ」と話した。
アンダーカードにはスーパーウェルター級の全勝ホープ、世界ランカーのバーネス・マーティロスヤン(アルメニア/米)が登場。トロイ・ローリー(米)を相手にWBC同級シルバー王座の防衛戦に臨んだ。
31戦全勝(19KO)の25歳と、40戦27勝(15KO)11敗2無効試合の41歳との間には技量に大差があった。マーティロスヤンは初回からワンツーを軸にした攻撃でローリーを圧倒。3回にはワンツーから左アッパーをヒットしてローリーに膝をつかせた。これはスリップと裁定されたが、そのラウンドが終了する前に再びワンツー、左アッパー、ワンツーを決めてダウンを奪った。ロープ際に崩れ落ちたローリーを見たローレンス・コール・レフェリーはノーカウントで試合をストップ、ホープの勝利を告げた。TKOタイムは3回2分53秒だった。
採点はひとりが115対113と接近していたが、残りの二者は116対112、118対110だった。
WBCからダイヤモンド王者のセルヒオ・マルチネス(亜)との対戦を義務づけられているチャベスは、「きょうのような出来では勝てないだろうね。でも、僕はまだまだ強くなるから大丈夫さ」と話した。
アンダーカードにはスーパーウェルター級の全勝ホープ、世界ランカーのバーネス・マーティロスヤン(アルメニア/米)が登場。トロイ・ローリー(米)を相手にWBC同級シルバー王座の防衛戦に臨んだ。
31戦全勝(19KO)の25歳と、40戦27勝(15KO)11敗2無効試合の41歳との間には技量に大差があった。マーティロスヤンは初回からワンツーを軸にした攻撃でローリーを圧倒。3回にはワンツーから左アッパーをヒットしてローリーに膝をつかせた。これはスリップと裁定されたが、そのラウンドが終了する前に再びワンツー、左アッパー、ワンツーを決めてダウンを奪った。ロープ際に崩れ落ちたローリーを見たローレンス・コール・レフェリーはノーカウントで試合をストップ、ホープの勝利を告げた。TKOタイムは3回2分53秒だった。