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PBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)による有観客のPPVイベントが、米国・テキサス州のAT&Tスタジアムで5日(日本時間6日)に開催。WBC(世界ボクシング評議会)&IBF(国際ボクシング連盟)ウェルター級統一王者エロール・スペンスJr.(30=米)が、元WBA(世界ボクシング協会)&WBC同級統一王者ダニー・ガルシア(32=米)を相手に昨年10月の交通事故からの再起戦に臨んだ。
スペンスが判定で2冠防衛
序盤、積極的に出たのはサウスポーのスペンスだった。ボディにストレートを放ち、上下にパンチを打ち分けた。ガルシアはその打ち終わりに左右のフックを狙っていく展開。中盤に入るとスペンスのジャブが有効に働き、ガルシアの左目周辺が赤く腫れ始めた。プレッシャーをかけ続けるスペンスは、終盤戦もさらに前と出ていき近距離からボディから顔面へパンチを集めた。ガルシアも右フックを多用して対抗するも。最後までスペンスのペースのまま終了のゴング。3-0(116-112×2、117-111)の判定でスペンスが、IBF5度目の、WBC2度目の防衛に成功した。
交通事故の後遺症を感じさせない動きで、全勝をキープしたスペンスの戦績は27戦全勝(21KO)。敗れたガルシアの戦績は39戦36勝(21KO)3敗とした。