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[ニュース]2011.6.19

結果★アルバレスvsローズ

 WBA世界スーパーウェルター級王者サウル・アルバレス(メキシコ)は18日、地元メキシコのグアダラハラに同級3位のライアン・ローズ(英)を迎えて初防衛戦を行った。
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○サウル・アルバレス(メキシコ)
12回48秒TKO
●ライアン・ローズ(英)
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 弱冠20歳ながら、すでにメキシコでトップの人気を誇るアルバレスの初防衛戦。1万5000人のキャパを持つ会場は地元ファンで埋まった。
 落ち着いたスタートを切ったアルバレスだが、初回からしっかりペースは掌握してポイントを積み重ねた。3回にサウスポーのローズが攻勢に出てきたが難なくやり過ごし、続く4回には右を決めてダウンを奪った。中盤に入るとアルバレスの攻撃に拍車がかかり、重量感のあるボディブローでローズは何度も苦しい状況に追い込まれることになった。その都度、コーナーは棄権のタイミングを図る様子を見せたが、試合は続けられた。
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 迎えた最終回、アルバレスがコンビネーションでローズにダメージを与えると、レフェリーが試合をストップした。同時に挑戦者コーナーもタオル投入で棄権の意思表示をしていた。
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 日本からジャッジとして福地勇治氏が派遣されていたが、その手を煩わせることなくアルバレスは仕事を終えた。圧倒的な勝利で力を誇示したアルバレスは38戦37勝(27KO)1分。敗れたローズは50戦45勝(31KO)5敗。

 なお、アンダーカードで行われたスーパーフェザー級の世界ランカー対決、WBA2位、WBC4位、IBF3位、WBO7位のジェイソン・リッツォー(米)対WBA6位、WBC8位、IBF6位、WBO14位のエイドリアン・ブローナー(米)は、ブローナーが初回2分58秒TKO勝ちを収めている。
 世界上位ランカー同士の一戦は静かな立ち上がりとなり、このまま3分が過ぎると思われたところで一気に終幕となった。ロープを背負ったリッツォーにブローナーの右がガードを割ってヒットすると、さらに続けざまに左右がフォローされた。リッツォーは口からマウスピースを吐き出しながらキャンバスに崩れ落ち、それを見たレフェリーがノーカウントで試合をストップした。
 リッツォーはWBA王者の内山高志(ワタナベ)に対する最上位挑戦者(1位は空位)だったが、これでランクが下がることは確実。代わりにブローナーが上位に進出してくることになりそうだ。
 21歳のブローナーは21戦全勝(17KO)。この3月には元世界王者ダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ)にも判定勝ちを収めている。敗れたリッツォーは31戦28勝(21KO)3敗。

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