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[ニュース]2018.7.8

試合結果:シュメノフvsアルツカヤ、そしてWBA世界クルーザー級は?

 7日、元世界2階級制覇王者、現WBA(世界ボクシング協会)クルーザー級2位ベイブト・シュメノフ(34=カザフスタン)対WBA同級3位ヒズニ・アルツカヤ(30=トルコ)のWBA世界クルーザー級"正規"王座決定戦がカザフスタン・アスタナで行われた。
2度倒したシュメノフ、王座に復帰!
WBAクルーザー級"正規"王座決定12回戦
◯ベイブト・シュメノフ(カザフスタン)
9回終了TKO
×ヒズニ・アルツカヤ(トルコ)

 初回、元王者のシュメノフは左フックを挑戦者のボディに叩き込み、いきなりダウンを奪い、早期決着を匂わせた。しかし、その後はアウトボクシングで試合をコントロール。試合が動いたのは9回、開始早々にカザフスタン人の右がトルコ人のボディを襲い2度目のダウン。この回のゴングまでなんとか生き延びた挑戦者だったが、コーナーに戻るとギブアップ、シュメノフの9回終了時TKO勝利となった。2年ぶりの王座返り咲きとなったシュメノフは20戦18勝(12KO)2敗、破れたアルツカヤは32戦30勝(17KO)2敗となった。
WBAクルーザー級王者は4人体制に
 クルーザー級の世界戦線は現在、賞金獲得トーナメント「WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)」の決勝が4団体王座統一戦として7月22日にロシアで控えているが、WBAはこのシュメノフの”正規"王座獲得により、クルーザー級王者が4人体制になってしまった。"スーパー”王者のムラト・ガシエフ(ロシア)、"休養"王者デニス・レベテフ(ロシア)、"暫定"王者アルセン・ゴウラミリアン(アルメニア)、そして"正規”王者となったシュメノフの4人となり、1階級1王者に正すと公言していたWBAは再び迷走の道へと進んで行ってしまいそうだ。

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