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WBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級新王者ハイメ・ムンギア(21=メキシコ)の初防衛戦が7月、出身地でもあるメキシコのティファナで計画されている。ムンギアは12日に米国ニューヨーク州ベローナでサダム・アリ(29=米)から4度のダウンを奪って4回TKO勝ちを収めて王者になった。14日にティファナに戻った際にフェルナンド・ベルトラン・プロモーターが記者会見で今後のプランを明かした。
ムンギアは一時はミドル級統一王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)にサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)の代役として挑むプランも浮上したが、ネバダ州コミッションの認可が下りず断念。その直後にアリへの挑戦が舞い込み、決定から3週間足らずで試合に臨んで圧勝してみせた。遠からずミドル級に進出してゴロフキンやアルバレスを倒すと威勢がいい。ただ、その前にWBOスーパーウェルター級王座の指名防衛戦を行う義務を負っており、7月に凱旋防衛戦を行ったあとで元王者のリアム・スミス(英)と戦う予定だ。ムンギアは13年7月に16歳でプロデビューし、アリ戦を含めて29戦全勝(25KO)をマークしている。まだ評価を定める段階ではないが、今後どこまで伸びるのか楽しみだ。