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WBC(世界ボクシング評議会)スーパーウェルター級1位のバーネス・マーティロスヤン(31=アルメニア/米)は5月5日(日本時間6日)、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで世界ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(36=カザフスタン/米)に挑む。ドーピング違反が発覚したため挑戦を辞退したサウル・カネロ・アルバレス(27=メキシコ)に代わって急遽、ゴロフキンに挑むことになったマーティロスヤンは「ゴロフキンは紳士だが、私にとっては最大のチャンス」と話している。
バーネス・マーティロスヤン
マーティロスヤンはアルバレスについては「彼のことは信用できない」と斬り捨てている。逆に対戦するゴロフキンに関しては「私は彼と何度か会ったことがあるが、本当の紳士だと思う。ファイターとしても卓抜した力を持っており、優れたスキルを備えている。人としてリスペクト(尊敬)している」と評している。しかし、試合となったら話は別だ。「これは私にとって最大のチャンス。このときを待っていたんだ。この試合に臨むことができて嬉しい。私はファイターとして生まれてきたので、いつでも戦うことができる」と意欲をみせている。38戦37勝(33KO)1分、これが通算20度目の防衛戦となるゴロフキンに、約2年ぶりのリングとなるマーティロスヤンはどう立ち向かうのか。自身のニックネームでもある「ナイトメア(悪夢)」を絶対王者に味わわせることはできるのか。