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ラスベガスで行われる試合を管理する米国ネバダ州アスレチック・コミッション(NSAC)は18日に定例の会議を開き、そのなかで2月にドーピング違反が発覚した元世界2階級制覇王者サウル・カネロ・アルバレス(27=メキシコ)について、6ヵ月の資格停止処分を科すことを決めた。このサスペンドは違反が判明した2月17日、20日の検査時に遡って適用されるため、アルバレスは8月までは同州内の試合に出場することができない。
アルバレスとプロモート契約を結んでいるゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)はNSACの裁定に従うとしており、5月5日に世界ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)への再挑戦が決まっているなかで発覚したドーピング違反は、これでひと区切りとなった。アルバレスの出場停止期間は8月中旬で終了するため、9月にはラスベガスで試合をすることが可能になったわけだ。GBPは「(アルバレスは)9月15日のメキシコ独立記念日にはリングに戻り、今年のスポーツ界最大のイベントに出場することになるだろう」と、早くもゴロフキンとの仕切り直し戦を前提としたコメントを発している。