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3階級制覇を成し遂げているWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級王者ミゲール・マイキー・ガルシア(30=米)は3月10日、米国テキサス州サンアントニオでIBF(国際ボクシング)スーパーライト級王者セルゲイ・リピネッツ(28=カザフスタン/露/米)に挑戦するが、この試合の勝敗にかかわらずその後はライト級で活動を続ける意向があると話している。目的はWBA(世界ボクシング協会)王者ホルヘ・リナレス(32=帝拳)との対戦だ。
ミゲール・マイキー・ガルシア
フェザー級、スーパーフェザー級、ライト級の3階級制覇を成し遂げたのはガルシアもリナレスも同じで、いまは両者ともライト級の頂点に君臨している。リナレスはWBCからダイヤモンド王者として認定されており、正王者のガルシアとの対戦は統括団体から義務化されている。ガルシアもリナレスとの対戦には強い興味を示している。「常にベストの選手と戦いたいと考えている。私との戦いを望む相手のためにも準備ができていることを示したい。多くの人が私とリナレスの試合を見たいということを知っているし、私自身がそう思っている。その試合で私の方が強いということを証明したい」とガルシアは話している。
両者の対戦は十分に可能性があるとみられているが、その前にリナレスは27日のメルシト・ヘスタ(比)とのV3戦をクリアする必要がある。同様にガルシアも3月10日のリピネッツ戦で勝利を収めることが求められている。世界のライト級トップ戦線に要注目だ。