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IBF(国際ボクシング)は同団体のウェルター級王者エロール・スペンス(28=米)と、同級最上位の3位にランクされるカルロス・オカンポ(22=メキシコ)両陣営に対戦するよう指令を出した。交渉期限は2月22日で、不調に終わった場合は興行権入札が行われるとしている。スペンスは先週20日、元2階級制覇王者レイモント・ピーターソン(33=米に7回終了TKO勝ちを収めて初防衛を果たしている。
ピーターソンを圧倒して23戦全勝(20KO)にレコードを伸ばしたサウスポーのスペンスは、年内にWBA(世界ボクシング協会)スーパー王座とWBC(世界ボクシング評議会)王座を持つキース・サーマン(米)との統一戦を行うことを希望している。しかし、その前にIBFの指名試合を片づけなければならないようだ。次戦についてスペンスは「5月か6月にダラス(米国テキサス州)でやりたい」と望んでおり、その希望に沿って交渉が進められるものと思われる。
オカンポはメキシコの大手サンフェル・プロモーションズの契約選手で22戦全勝(13KO)をマークしているが、まだ自国以外で戦ったことがなく知名度は低い。昨秋には4位のコンスタンチン・ポノマレフ(露)との挑戦者決定戦が行われる予定だったが、相手が対戦を回避したため自動的に指名挑戦権を手にするかたちになった。ただし、スペンスの試合を放送するショータイムが、オカンポ戦では首を縦に振らない可能性もある。