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井岡一翔(28=井岡)の返上によって空位になっているWBA(世界ボクシング協会)フライ級王座の決定戦が2月24日、米国カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムで行われることになった。カードは既報のとおり1位アルテム・ダラキアン(30=アゼルバイジャン/ウクライナ)対ライトフライ級、フライ級元王者で現WBA2位のブライアン・ビロリア(37=比/米)。5日、正式に発表された。
王座返り咲きを目指すビロリア
ダラキアンはWBAから井岡への挑戦が約束されていたが、昨年11月に井岡が王座を返上し、12月には引退を発表したため優先的に決定戦に出場することになった。初の大舞台となるダラキアンは「ビロリアは優れたボクサーだが、彼の時代は終わった。私は世界王者になり最強だということを証明するために米国に行く」と自信をみせている。15戦全勝(11KO)。
一方のビロリアは2000年シドニー五輪に出場後にプロデビューした大ベテランで、ライトフライ級とフライ級で戴冠実績を持っている。45戦38勝(22KO)5敗2無効試合。「いまでもトップクラスのフライ級選手であることを証明したい。皆さんはベストのブライアン・ビロリアを見ることができるだろう」と、こちらも戴冠に揺るぎない自信を持っているようだ。
この試合は、「スーパーフライ2」と銘打たれたイベント、WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級タイトルマッチ、王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)対ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と、元WBC王者カルロス・クアドラス(メキシコ)対マクウィリアムス・アローヨ(プエルトリコ)とともにトリプルマッチとして行われる。