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2月4日、沖縄県那覇市の沖縄県立武道館で比嘉大吾(22=白井・具志堅)の持つWBC(世界ボクシング評議会)フライ級王座に挑戦する同級10位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)が、WBCが定める試合30日前の予備計量に臨み、120.3ポンド(約54.5キロ)で規定をクリアした。ミニマム級とライトフライ級の元WBO(世界ボクシング機構)王者でもあるフエンテスは「ボクシングに不可能ということはない」と3階級制覇に意欲をみせている。
打倒・比嘉を誓うモイセス・フエンテス
WBCの試合30日前の予備計量は、当該階級のリミットの10%以内に超過分を抑える必要があるが、フエンテスは問題なくクリアしたことになる。順調にトレーニングを積んでいる様子だ。フエンテスは「比嘉がハードパンチャーだということは知っているが、ボクシングに不可能なことはない。このまま順調にトレーニングをこなし、最高のコンディションで試合に臨みたい」と話している。
フエンテスは11年8月にWBOミニマム級王座を獲得し、13年9月にはWBOライトフライ級暫定王座も手にしたが、正王者ドニー・ニエテス(比)との団体内統一戦で9回KO負けを喫して無冠になった。16年の大晦日には田中恒成(畑中)とニエテスの返上した王座を争ったが、5回TKOで敗れている。戦績は30戦25勝(14KO)4敗1分。
2016年大晦日に田中恒成と対戦したフエンテス