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WBC(世界ボクシング評議会)はこのほど、9月にドーピング違反が発覚した元WBA(世界ボクシング協会)ヘビー級暫定王者ルイス・オルティス(38=キューバ/米)に対し、2万5000ドル(約280万円)の罰金を科すと通達した。これによって9月に発覚したオルティスのドーピング違反騒動はひとまず幕を下ろすかたちになった。オルティスは現在、WBCで3位にランクされている。
ルイス・オルティス
オルティスは11月4日にWBC王者デオンタイ・ワイルダー(32=米)に挑戦する予定だったが、VADA(任意のアンチ・ドーピング協会)の抜き打ち検査で摂取が禁止されている薬物の陽性反応が出たため試合はキャンセルになり、ワイルダーは相手をバーメイン・スティバーン(ハイチ/米)に変更して防衛戦を行った(1回KO勝ち)。その後、オルティスは血圧を下げる薬に禁止成分が含まれていたと主張。この意見が尊重されるかたちとなったが、WBCは報告義務を怠ったとして罰金を科した。