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WBO(世界ボクシング機構)バンタム級タイトルマッチ、王者ゾラニ・テテ(29=南ア)対挑戦者同級3位シボニソ・ゴニャ(南ア)は18日(日本時間19日)、英国北アイルランドのベルファストで行われた。今年4月、スーパーフライ級に続く2個目の王座を獲得したテテと、これが13戦目となるゴニャ。サウスポー同士の一戦は世界戦史上最短記録となる11秒KOで決着がついた。
テテは11秒KOで初防衛に成功
〇ゾラニ・テテ(南ア)
1回11秒KO
×シボニソ・ゴニャ(南ア)
敗れたゴニャ
41対1というオッズが出ていたように、もともとテテの圧勝が予想されたカードではあった。しかし、これほど早く終わるとは当のテテもゴニャも思ってはいなかっただろう。試合開始から6秒、テテが繰り出した右フックがゴニャのアゴを撃ち抜くと、挑戦者は背中からキャンバスに落ちるダウン。フィル・エドワーズ・レフェリーはカウントを数え始めたが、途中で止めて試合終了の合図を出した。ゴングが鳴ってから11秒後のことだった。
この11秒KOは、1994年9月3日にオーストリアのヴィナーノイシュタットで行われたWBOスーパーバンタム級タイトルマッチで王者ダニエル・ヒメネス(プエルトリコ)がハラルド・ゲイアー(オーストリア)を退けた17秒KOを更新する世界戦史上最短KO記録となる。11秒で初防衛を果たしたテテは29戦26勝(21KO)3敗。ゴニャは13戦12勝(5KO)2敗。