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昨年6月に逝去した元世界ヘビー級王者モハメド・アリ(米)の専属医を務めたことでも知られるファーディ・パチェコ氏(米)が16日、米国フロリダ州マイアミの自宅で亡くなった。89歳だった。大学で薬学を学んだパチェコ氏は60年代前半にアリ(当時の名前はカシアス・クレイ)と出会い、アンジェロ・ダンディー・トレーナー兼マネージャーらとチームを結成した。22歳のアリがソニー・リストン(米)を破った際には、試合前に異常に血圧が上がったアリを落ち着かせて冷静に戦わせ、勝利に貢献した。77年のアーニー・シェーバース(米)戦後、アリに引退すべきと勧告してチームを離れた。その前後からテレビの解説も務めた。また、アリのほかダンディ・トレーナーが指導した12人の世界王者を医療の側面からサポートした。