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「スーパーマン」というニックネームを持つWBC(世界ボクシング評議会)ライトヘビー級王者アドニス・スティーブンソン(40=ハイチ/カナダ)の9度目の防衛戦が、当初計画されていた来年1月27日から先延ばしになることが確定的となった。王者側があてにしていたショータイムでの放送が難しくなったためで、陣営は2月か3月にV9戦を行う方向で調整に入るという。
アドニス・スティーブンソン
スティーブンソンは13年6月にチャド・ドーソン(米)を1回KOで破って王座を獲得したサウスポーの強打者で、戴冠試合を含む9度の世界戦で7KOをマークしている。しかし、最近はプロモートの関係で試合間隔が長引く傾向にあり、16年と17年は各1試合に留まっている。WBCから1位のエレイデル・アルバレス(コロンビア/カナダ)との防衛戦を義務づけられているが、同門ということもあって対戦プランが進んでいないという事情もある。そうしたなか前WBA(世界ボクシング協会)王者バドゥ・ジャック(スウェーデン/米)との対戦計画も浮上している。
当初、スティーブンソン陣営は相手未定のまま来年1月27日にカナダのケベック市でV9戦を予定していたが、この日にライト級のWBC王者ミゲール・マイキー・ガルシア(米)対IBF(国際ボクシング連盟)王者ロバート・イースター(米)の統一戦計画が浮上。ショータイムがこの試合の方を推しているため、スティーブンソンが弾かれるかたちになったようだ。40歳になった「スーパーマン」は、いつ、誰とV9戦を行うのか――。