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対決交渉の前進と締結に向け、まずは首脳陣が会食――ヘビー級のWBA(世界ボクシング協会)スーパー王座とIBF(国際ボクシング連盟)王座を持つアンソニー・ジョシュア(28=英)のプロモーター、エディ・ハーン氏と、WBC(世界ボクシング評議会)王者デオンタイ・ワイルダー(32=米)のマネージャー、シェリー・フィンケル、アル・ヘイモンの両氏、そしてジェイ・ディーズ・トレーナーが9日、米国ニューヨークで朝食をともにした。
WBCヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー
ハーン・プロモーターが傘下のダニエル・ジェイコブス(米)の試合(11日、ルイス・アリアス戦)のためにニューヨークに来たため、両陣営がコンタクトをとって会食したもので、もちろん目的はジョシュア対ワイルダーの統一戦の下交渉だ。ジョシュアは10月28日にカルロス・タカム(カメルーン/仏)を10回TKOで下して4度目の防衛に成功。ワイルダーはその1週間後の11月4日にバーメイン・スティバーン(ハイチ/米)を1回KOで一蹴してV6を果たしている。ともに指名防衛戦をクリアしたタイミングということもあって、下交渉のテーブルについたというわけだ。ハーン・プロモーターは「次戦は2月か3月を望んでいるが、正直言ってワイルダーとの試合がすぐに実現するとは思っていない。そうであれば私たちはWBO(世界ボクシング機構)王者のジョセフ・パーカー(ニュージーランド/米)かWBAの指名挑戦者と戦うことになるだろう。場合によっては選択試合になるかもしれない」とメディアに話した。これに対しフィンケル氏の感触は「何かがすぐに起こるとは思えない」ということだった。両者の統一戦が実現するとしても、来春にそれぞれが次戦を挟んだあと秋ということになりそうだ。