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元WBA(世界ボクシング協会)ヘビー級王者アレクサンデル・ポベトキン(38=露)は12月15日、ロシアのエカテリンブルクでWBO(世界ボクシング機構)1位のクリスチャン・ハマー(30=ルーマニア/独)と対戦するが、この試合はWBO王者ジョセフ・パーカー(25=ニュージーランド/米)に対する指名挑戦者決定戦として挙行されることになった。現在、ポベトキンはWBOでは6位にランクされている。
返り咲きを目指すポベトキン
ポベトキンは13年10月、ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)との団体内統一戦で4度のダウンを喫して判定負けを喫したが、以後は強豪相手に6連勝(5KO)を収めている。しかし、世界戦を前に2度にわたるドーピング違反でWBC(世界ボクシング評議会)から出場停止やランキング除外の処分を受けるなど、必ずしも順調な歩みとはいえない状況が続いている。そんななか今年7月にはWBAインターコンチネンタル王座とWBOインターナショナル王座を獲得し、WBC以外の3団体でトップ10内に復帰している。33戦32勝(23KO)1敗。一方のハマーは昨年10月にWBO欧州王座を獲得して10月から最上位にランクされている。この試合の勝者はパーカーへの挑戦権を手にすることになるが、そのパーカーは自由選択試合を挟む予定になっており、指名防衛戦は早くて来夏になりそうだ。