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ミドル級のWBA(世界ボクシング協会)スーパー王座、WBC(世界ボクシング評議会)王座、IBF(国際ボクシング連盟)王座を持つGGGことゲンナディ・ゲンナビッチ・ゴロフキン(35=カザフスタン/米)は、同級WBO(世界ボクシング機構)王者ビリー・ジョー・サンダース(27=英)と6月の対戦を目指していたが、今回は見送る可能性が高くなったようだ。
ゲンナディ・ゴロフキン
ゴロフキンは6月10日、出身国のカザフスタンでサンダースとの4団体王座統一戦を計画。すでにサンダース側は「すべての条件を受け入れてサイン済み」(フランク・ウォーレン・プロモーター)というが、ゴロフキンが3月のダニエル・ジェイコブス(米)とのV18戦で負傷(部位は不明)したため、3ヵ月のスパンでは難しいと判断したとされる。もうひとつ、ゴロフキンは9月にサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)との大一番が計画されており、6月の試合はあまりにリスクが高いとの判断もあると思われる。アルバレス側からの圧力があったとの報道もある。ちなみに、そのアルバレスも5月6日にフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)との対戦を控えている。ゴロフキンがサンダース戦を見送り、アルバレスがケガなくチャベスを下した暁には、「ゴロフキン対アルバレスが9月開催」というニュースが聞けそうな状況になってきたようだ。