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16年リオデジャネイロ五輪ライト級ベスト8の実績を持つカルロス・バルデラス(20=米)が9日(日本時間10日)、米国カリフォルニア州ロサンゼルスでプロ8戦のキャリアを持つトーマス・スミス(29=米)を相手にデビュー戦(ライト級6回戦)を行った。また、この日はライト級のホープ、アレハンドロ・ルナ(25=米)や世界挑戦経験者のホセシート・ロペス(32=米)もリングに上がった。
メキシカンの血を引くバルデラスの入場には元世界王者のエリック・モラレス、イスラエル・バスケス(ともにメキシコ)が付き添うという演出があり、その期待の高さをうかがわせた。試合開始から左ジャブ、右ストレートで主導権を握ったバルデラスはスミスに反撃の機会を与えず、3分間を一方的に支配した。すると2回開始を前にスミスが棄権、あっさりバレデラスの勝利が決まった。3連敗のスミスは9戦3勝(2KO)5敗1分。
この日のリングにはライト級でIBF(国際ボクシング連盟)8位、WBO14位にランクされるアレハンドロ・ルナも登場、世界挑戦経験者のアンドレイ・クリモフ(露/米)に10回判定勝ちを収めた。採点は98対92(二者)、97対93だった。ルナは22戦全勝(15KO)。15年6月のIBFライト級王座決定戦でホセ・ペドラサ(プエルトリコ)に判定負けを喫した試合を含め3連敗となったクリモフは23戦19勝(9KO)4敗。また、メインでは2度の世界挑戦経験を持つホセシート・ロペスは、サウル・コラル(メキシコ)に10回判定勝ちを収めた。最終回にダウンを奪ってジャッジ三者から100対89の支持を集めたロペスは43戦35勝(19KO)7敗1無効試合。コラルは32戦23勝(14KO)9敗。