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5月20日に東京・有明コロシアムでWBC(世界ボクシング評議会)フライ級1位の比嘉大吾(21=白井・具志堅)の挑戦を受ける同級王者ファン・エルナンデス(30=メキシコ)が、標高3200メートルのセントロ・セレモニア・オトミ(通称オトミ)でトレーニング・キャンプに入る。エルナンデスは「比嘉と似た選手とは戦ったことがあるので、たぶん戦いやすいと思う」と自信をみせている。
エルナンデスは3月4日、タイでナワポーン・ソールンビサイ(タイ)に3回TKO勝ちを収めて王座を獲得。わずか2ヵ月半で初防衛戦を迎えることになる。それだけでも揺るぎない自信がみてとれる。オトミでは先のナワポーン戦前にもキャンプを行っており、験のいい場所といえそうだ。エルナンデスは「対戦相手の比嘉はファイターでパンチ力がありそうだが、これまでもそういうタイプの選手とは戦ったことがあり、彼らには勝ってきた。ということは(ファイターは)自分にとっては戦いやすいタイプなのだと思う。彼との試合も同じ結果になるだろう」と防衛を確信している様子だ。なお、この試合に備えて比嘉は千葉県でトレーニング・キャンプを行っている。36戦34勝(25KO)2敗の王者と12戦全KO勝ちの挑戦者。軽量級ながらKO決着必至のカードといえる。