7連勝狙う1位ハルドン

WBC(世界ボクシング評議会)ライト級1位にランクされるダンテ・ハルドン(29=メキシコ)は4日(日本時間5日)、メキシコのカンクンでフランシスコ・ロホ(26=メキシコ)を相手にWBC同級インターナショナル・シルバー王座の5度目の防衛戦に臨んだ。13年の大晦日に当時のWBC世界スーパーフェザー級王者、三浦隆司(32=帝拳)に挑戦して9回TKO負けを喫したハルドンだが、現在は6連勝中。2度目の大舞台に向けて前進することはできたのか。

　ロホも6連勝と勢いがあったが、同じ6連勝でもハルドンの相手とは質が異なっていた。そのためハルドンが順当に勝利を収めるだろうとみられていた。実際に4回まではハルドンが優勢に試合を進めているようにみえた。ところが5回、ロハがオーバーハンドのフックなどで3度のダウンを奪い、世界1位を破る殊勲をあげた。大番狂わせを起こし入れ替わりに世界上位に割り込むと思われるロホは21戦19勝(12KO)2敗。2度目の世界挑戦を視野に入れながら大ポカをしたハルドンは36戦30勝(23KO)6敗。