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WBO(世界ボクシング機構)ライト級王座への指名挑戦権を持つ同級1位フェリックス・ベルデホ(23=プエルトリコ)は3日(日本時間4日)、プエルトリコのサンファンで元世界ランカーのオリベル・フローレス(25=ニカラグア)を相手にWBOラテン王座のV6戦に臨んだ。これをクリアすれば6月にも世界挑戦という計画が浮上しているベルデホは、はたして最終関門を突破できたのか。
順調にいけば昨秋に世界挑戦という運びだったベルデホだが、8月にオートバイ事故を起こして入院。そのため大舞台に上がる機会を先延ばしにしなければならなかった。これが8ヵ月ぶりのリングとなったベルデホは、地元ファンの前で初回から主導権を握って貯金を殖やしていった。サウスポーのフローレスは15年の大晦日に内山高志(ワタナベ)の持つWBA(世界ボクシング協会)スーパーフェザー級王座に挑んで3回TKO負けを喫して以来の再起戦だったが、守勢にまわることが多かった。それでも終盤の8回になって反撃。12年ロンドン五輪8強の実績を持つ金の卵を脅かしたが、失点の穴埋めすることはできなかった。
99対91、96対94、98対92の3-0で判定勝ちを収めたベルデホは23戦全勝(15KO)。ターゲットのWBO王者テリー・フラナガン(英)は4月8日に英国マンチェスターで同級2位のペテル・ペトロフ(露)を相手に5度目の防衛戦を行うことになっており、ベルデホはこの勝者に挑むことになる。ベルデホ陣営は6月10日、米国ニューヨークでの挑戦を計画している。約13ヵ月ぶりの再起戦を落とし連敗となったフローレスは32戦27勝(17KO)3敗2分。