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WBO世界クルーザー級王者オレクサンデル・ウシク(29=ウクライナ)は来年3月18日にV2戦を計画しているが、その先のプランとしてヘビー級への進出も視野に入れている。早ければ来年末には本格的なヘビー級参入が実現しそうだ。
サウスポーのウシクは12年ロンドン五輪ヘビー級で金メダルを獲得後、クリチコ兄弟が代表を務めるK2プロモーションズと契約してプロに転向。今年9月にWBO王座を獲得し、12月には初防衛を果たすなど11戦全勝(10KO)の快進撃を続けている。次戦は来年3月18日、ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)対ダニエル・ジェイコブス(米)の世界ミドル級タイトルマッチの前座に出場することが内定している。ウシクは身長190センチ、リーチ198センチとクルーザー級では大柄で、あと20ポンド(約9キロ)の増量は可能だとみられている。かつて「下の階級の王者はヘビー級王者になれない」というジンクスがあったが、80年代にマイケル・スピンクス(米)が壁を破ってからはイベンダー・ホリフィールド(米)、マイケル・モーラー(米)、ロイ・ジョーンズ(米)、デビッド・ヘイ(英)らが続々とヘビー級王者になっている。はたしてウシクも続くことができるか。