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ライトヘビー級の大一番まで2日に迫った17日、WBA、IBF、WBO3団体統一王者セルゲイ・コバレフ(33=露/米)と挑戦者の元WBA、WBC世界スーパーミドル級王者アンドレ・ウォード(32=米)が会見に臨んだ。試合は19日(日本時間20日)、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われる。
セルゲイ・コバレフ
13年8月にWBO王座を獲得してから8度の防衛を重ねてきたコバレフは31戦30勝(26KO)1分の戦績が示すとおりの強打者で、「クラッシャー(破壊者)」の異名がある。
単にパンチが強いだけでなく左ジャブの数と正確さ、コンビネーションの繋ぎの速さといった点でも卓抜したものがある。戴冠試合を含め10度目の世界戦を前にしたコバレフは「私の方が強いということを証明したい。クリーンな試合で双方の優れた点を引き出し合うような展開になることを望む。高いレベルの相手なので少し緊張している」と話した。
アンドレ・ウォード
これに対し、04年アテネ五輪覇者でスーパーミドル級時代には6度の防衛を果たした30戦全勝(15KO)のウォードは「私たちは互いに好意を持っているとはいえない。彼の陣営は口数も多いしね。それはそれでいいけど…。土曜日の夜、私は混乱することなく存在感を示すよ」と自信をのぞかせた。オッズは6対5でウォード有利と出ている。