「侮らない」とパッキャオ

　元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(37=比)が11月5日(日本時間6日)、米国ネバダ州ラスベガスのトーマス&マックセンターで行われるジェシー・バルガス(27=米)とのWBO世界ウェルター級タイトルマッチを前に「彼のことを侮ってはいない」と気を引き締めている。
※バルガス対パッキャオは11月6日(日)午前11時からWOWOWプライムで生放送の予定。ゲストはWBC世界スーパーバンタム級王者の長谷川穂積(真正)。

　パッキャオは22日(日本時間23日)に米国ロサンゼルスに到着。15年前からコンビを組んでいるフレディ・ローチ・トレーナーと一緒にワイルドカードジムで調整し、それから試合地のラスベガス入りする予定だ。パッキャオの今後に関してボブ・アラム・プロモーターは今回のバルガス戦をクリアすることを前提に来年は2試合を計画していると伝えられるが、パッキャオ自身は「バルガスは世界王者だし、彼のことを侮ったりはしていない。来年のことに関しては、この試合が終わらないと何も話せない」と10歳若い王者を警戒している様子だ。5月にフィリピンの上院議員になったパッキャオは早朝からトレーニングし、議会が終わると夕方からジムワークというハードな毎日を繰り返したといい「友人と過ごす時間さえない」と話している。パッキャオは66戦58勝(38KO)6敗2分、バルガスは28戦27勝(10KO)1敗。オッズは7対1でパッキャオ有利という数字が続いている。