海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
村田諒太(現帝拳)が金メダルを獲得した12年ロンドン五輪ミドル級で銅メダルを手にしたアンソニー・オゴゴ(27=英)が22日(日本時間23日)、英国バーミンガムでクレイグ・カニンガム(28=英)とのWBCインターナショナル・ミドル級王座決定戦に臨んだ。
これが今年4戦目となるオゴゴは上々のスタートを切ったが、2回にサウスポーのカニンガムのパンチを浴びてダウンを喫した。これでペースを乱されたオゴゴは3回には態勢を立て直したかと思われたが、以後はミスが多く雑な攻防が目立った。迎えた8回、オゴゴがグローブのテープが剝がれたとして自コーナーに戻ったが、そこでセコンドが棄権を申し出た。プロ12戦目にして初黒星を喫したオゴゴは11勝(7KO)1敗。WBCインターナショナル王座を獲得したカニンガムは18戦17勝(4KO)1敗。
フランキー・ギャビン
ロンドン五輪のミドル級出場組では、金メダリストの村田(11勝8KO)が主要4団体でランキング上位につけ世界挑戦のチャンスを待っているほか、2回戦でオゴゴに惜敗したイェフゲン・ヒトロフ(ウクライナ/米=14戦全勝12KO)がWBA14位、WBC3位、IBF9位、WBO11位につけている。
この日はスーパーフライ級世界ランカーのカリド・ヤファイ(英)も出場、ジョンソン・テジェス(ニカラグア/スペイン)に3回KO勝ちを収めた。試合後、12月10日にヤファイが英国マンチェスターでWBA王者ルイス・コンセプション(パナマ)に挑戦することがエディ・ハーン・プロモーターから正式発表された。08年北京五輪に出場した実績を持つヤファイは20戦全勝(14KO)、3連敗となったテジェスは42戦9勝(6KO)28敗5分。また、同じリングに上がった元ウェルター級世界ランカーのフランキー・ギャビン(英)はサム・エギントン(英)に8回TKO負けを喫した。前日の計量で規定体重をつくれなかったギャビンは26戦23勝(14KO)3敗。WBCインターナショナル・ウェルター級王座を獲得したエギントンは22戦19勝(11KO)3敗。