12月17日にヘビー級世界戦

　WBC世界ヘビー級暫定王座決定戦、1位アレクサンデル・ポベトキン(37=露)対2位バーメイン・スティバーン(37=ハイチ/米)の12回戦が12月17日、ロシアで行われることが確定的となった。

　WBCのヘビー級王座は37戦全勝(36KO)のデオンタイ・ワイルダー(米)が持っているが、7月のV4戦で右拳と右上腕部を負傷したため手術。しばらく試合ができない状態になっている。そのため暫定王座が設けられることになり、ポベトキン側が316万ドル(約3億2600万円)という高額で興行権を落札して話題になった。当初、ポベトキン対スティバーンは、12月3日にロシアのモスクワで行われるデニス・レベデフ(露)対ムラト・ガシモフ(露)のWBA、IBF世界クルーザー級タイトルマッチのメインカードに据えられる可能性があったが、「練習期間を長くとりたい」というポベトキンの希望があり、2週間先の12月17日に落ち着きそうだ。開催地はモスクワかエカテリンブルクが有力視されている。元WBA王者のポベトキンは31戦30勝(22KO)1敗、前WBC王者のスティバーンは28戦25勝(21KO)2敗1分。