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WBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース(27=英)は22日に英国カーディフでアルツール・アカボフ(28=露/米)を相手に初防衛戦を予定していたが、筋肉を痛めたため試合は11月26日に延期されることになった。サンダースは村田諒太(30=帝拳)が標的にしている王者で、昨年12月に戴冠を果たして以来、ブランクが続いている。
サンダース(左) リー(右)
サンダースは昨年12月19日にアンディ・リー(英/アイルランド)に判定勝ちを収めて現在の王座を獲得。今年4月にはマックス・ブルサック(ウクライナ)との初防衛戦が決まったが、左拳を負傷したためキャンセル。次いで9月17日に米国で試合が計画されたが条件が合わず実現に至らなかった。さらに10月29日にタイソン・フューリー(英)対ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)の前座で初防衛戦がセットされたが、今度はメインカードが中止になったため、フランク・ウォーレン・プロモーターは試合を1週間前倒しにして22日にアカボフ戦を組んだ経緯がある。今回の件に関して「筋肉を痛めた」と伝えられているが、負傷した場所や程度については報じられていない。なお、セミに出場予定だった英国スーパーウェルター級王者リアム・ウィリアムス(英)もスパーリング中に負傷したため、22日のイベントそのものが11月26日に延期されることになった。
村田諒太(帝拳)
WBOで3位にランクされる村田はすでにウェイティング・サークルに入っている状態だが、挑戦まではもう少し時間がかかりそうな気配になってきた。