五輪戦士ラミレスにテストマッチ

　12年ロンドン五輪ライト級米国代表で現在はWBC世界スーパーライト級13位にランクされるホープ、ホセ・カルロス・ラミレス(24=米)が12月2日、米国カリフォルニア州フレズノで元世界ランカーのガブリエル・ブラセロ(35=米)と対戦することになった。

　ラミレスはロンドン五輪ではベスト16に甘んじたが、トップランク社と契約を交わして大会から4ヵ月後にプロデビュー。これまでにスーパーライト級のNABF北米王座やWBC米大陸王座を獲得するなど18戦全勝(13KO)をマークしている。来年が勝負の年になりそうだ。ブラセロは27戦24勝(5KO)3敗の元NABF北米王者で、デマーカス・コーリー(米)やポール・マリナッジ(米)ら元世界王者には敗れているが、KO負けは一度もないタフガイとして知られる。

　ラミレスと同じロンドン五輪組では、すでに金メダリストのワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/米)やアンソニー・ジョシュア(英)、オレクサンデル・ウシク(ウクライナ)が世界王座を獲得。またラミレスとは米国のチームメートだったラウシー・ウォーレン(米)もWBAバンタム級スーパー王者になっている。ミドル級金メダリストの村田諒太(帝拳)も挑戦の機会を待っている。