17日からWBO総会

　スーパーフライ級の井上尚弥(23=大橋)やミニマム級の高山勝成(33=仲里)を世界王者として認定しているWBO(世界ボクシング機構)の第29回年次総会が、10月17日から21日までプエルトリコのサンファンで開催される。

　WBOは88年にWBAから分裂するかたちで設立され、90年代にオスカー・デラ・ホーヤ(米)やナジーム・ハメド(英)、マルコ・アントニオ・バレラ(メキシコ)らを擁して先行のWBA、WBC、IBFと伍するまで勢力を拡大した。現在は井上や高山のほかスーパーバンタム級のノニト・ドネア(比/米)、スーパーフェザー級のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/米)、スーパーライト級のテレンス・クロフォード(米)、スーパーウェルター級のサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)らを世界王者として認定している。今回の総会では会長選のほか防衛戦を再三延期しているヘビー級王者タイソン・フューリー(英)への対応や、王座返上が囁かれるアルバレスの動向などが注目される。