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IBF世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(26=英)と、同級前WBA、IBF、WBO3団体統一王者ウラジミール・クリチコ(40=ウクライナ)の対戦が、「12月10日、英国開催」で交渉の詰めに入っている模様だ。
タイソン・フューリー
もともとクリチコは10月29日にタイソン・フューリー(英)との再戦に臨む予定だったが、9月末になってフューリー側が健康面の問題を理由に試合延期を要請してきたため、試合計画が宙に浮いてしまった。一方のジョシュアは11月26日にV2戦を計画していたが、相手が決まらないまま現在に至る。IBFからは1位のジョセフ・パーカー(ニュージーランド/米)との防衛戦を課されているが、そのパーカーはフューリーが王座を剥奪されることを見込んでアンディ・ルイス(メキシコ)とのWBO王座決定戦に標的を変えてしまった。こうしたなか以前から交流のあったジョシュア、クリチコ両陣営が対戦交渉に乗り出したわけで、契約は間近とみられている。
ジョシュア
ジョシュア側のエディ・ハーン・プロモーターがメディアに明かした情報によると、試合は12月10日、英国マンチェスター開催が最有力で、そのほかに12月3日、17日も候補に挙がっているという。ジョシュアが契約している米国のテレビ局ショータイムと、クリチコが契約を交わしている米国HBOテレビとの調整が必要とのことだ。12年ロンドン五輪スーパーヘビー級金メダリストのジョシュアが17戦全KO勝ち、96年アトランタ五輪スーパーヘビー級金メダリストのクリチコは68戦64勝(53KO)4敗。時間は正しく刻まれるのか、それとも時計の針は反対回りをすることになるのか。正式決定の報を待ちたい。