H級3位 ルイスの前哨戦

　WBO世界ヘビー級3位にランクされるアンディ・ルイス(27=メキシコ)は10日(日本時間11日)、米国カリフォルニア州リムーアでフランクリン・ローレンス(40=米)と10回戦を行った。

　ルイスは2回にKOチャンスをつかんだがフィニッシュに持ち込むことはできず、以後はペースを落としながらも確実に加点していった。採点は100対90、99対91(二者)と大差がついた。NABF北米王座の5度目の防衛を果たしたルイスは29戦全勝(19KO)。10月29日にはWBO5位のヒューイ・フューリー(英)と同団体の挑戦者決定戦を行うことになっている。9連続KO勝ち中だったフランクリンは26戦21勝(16KO)3敗2分。前座には世界挑戦の経験を持つレイムンド・ベルトラン(メキシコ)が登場、ミゲール・アンヘル・メンドサ(メキシコ)に5回TKO勝ちを収めた。昨年5月、粟生隆寛(帝拳)と空位のWBOライト級王座を争うなど3度の世界挑戦を経験しているベルトランは40戦31勝(19KO)7敗1分1無効試合。粟生戦では計量で失格したうえ、2回TKO勝ち後にドーピング違反が発覚(結果は無効試合に変更)。その後、1年の出場停止処分を受けていた。復帰後は2連続TKO勝ち。メンドサは33戦22勝(21KO)9敗2分。