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70年代から80年代に活躍し、フェザー級とスーパーフェザー級王座を獲得した元世界2階級制覇王者ボビー・チャコン氏(米)が7日、米国カリフォルニア州のホスピスで亡くなった。64歳だった。
チャコン氏は近年、痴呆の症状が出ていたためホスピスでケアを受けており、家族に看取られて最期を迎えたという。チャコン氏は72年にプロデビュー。好戦的なファイトで西海岸の人気者になり、ルーベン・オリバレス(メキシコ)やライバルのダニー・ロペス(米)らとの激闘を経て74年にWBC世界フェザー級王座を獲得。2度目の防衛戦でオリバレスに敗れて陥落したが、7年後の82年にラファエル・リモン(メキシコ)を破ってWBC世界スーパーフェザー級王座を獲得した。84年には3階級制覇を狙ってレイ・マンシーニ(米)の持つWBA世界ライト級王座に挑んだが3回TKOで散った。このほかアレクシス・アルゲリョ(ニカラグア)ら当時のトップ選手たちと数多く拳を交えている。88年6月の試合を最後に引退し、のちに米国ニューヨークの国際ボクシング殿堂入りを果たした。生涯戦績は67戦59勝(47KO)7敗1分。