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IBF世界ウェルター級挑戦者決定戦、2位のエロール・スペンス(26=米)対6位レオナルド・ブンドゥ(41=シエラレオネ/イタリア)の12回戦は21日(日本時間22日)、米国ニューヨークのブルックリンで行われた。ケル・ブルック(30=英)への指名挑戦権を手にしたのは――。
スピーディーでシャープなパンチを放つ長身サウスポーのスペンスと、固いガードと打たれ強さが身上のブンドゥ。それぞれの持ち味をみせながら試合は進行したが、主導権はスペンスが握っていた。6回、スペンスは左アッパーをヒットしてダウンを奪ったが、死角に入っていて見逃したのかレフェリーはスリップとみなしてカウントを数えなかった。再開後、再びスペンスが左アッパーを突き上げると今度はブンドゥが正真正銘のダウン。ダメージを見てとったレフェリーはカウントせずに試合終了を合図した。25万ドル(約2512万円)の報酬とともにIBFウェルター級王座への最優先挑戦権を手に入れた12年ロンドン五輪出場者のスペンスは21戦全勝(18KO)。ただし、王者ブルックが9月10日に3団体統一世界ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)に挑戦するため、まだ先行きは不透明なところが多い。2000年シドニー五輪に出場した経験を持つブンドゥは37戦33勝(12KO)2敗2分。