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WBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(30=米)が右拳と右上腕部の負傷のため戦線離脱することにともない設けられる同級暫定王座の決定戦、1位アレクサンデル・ポベトキン(36=露)対2位バーメイン・スティバーン(37=ハイチ/米)が、米国内で開催される可能性が出てきた。
アレクサンデル・ポベトキン
ポベトキン側のアンドレイ・リャビンスキー・プロモーターは、「私たちは米国で戦うことに前向きな考えを持っている。スティバーンは危険な相手だがワイルダーほどではない。ワイルダーとの試合を前に米国で名前を売っておくには最適だと思う」と話している。スティバーンのプロモート権を持つドン・キング・プロダクションとリャビンスキー氏は2年前、WBA世界クルーザー級タイトルマッチのキャンセルを巡って法廷闘争を繰り広げた(リャビンスキー氏が160万ドルで勝訴)ことがあり、いわば敵対する関係といえる。WBCから9月17日までに対戦合意を求められており、リャビンスキー氏には無駄なエネルギーと必要以上の経費を使いたくないという考えがあるのかもしれない。試合は10月か11月開催が有力とみられている。