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13日にWBO世界スーパーウェルター級11位、WBC12位のラモン・アルバレス(30=メキシコ)に10回判定勝ちを収めた元世界ウェルター級王者アントニオ・マルガリート(38=メキシコ)が、「次はラモンの兄サウル・カネロ・アルバレス(26)と対戦したい」と希望を口にしている。
マルガリートは13日、ラモン・アルバレスから8回に幸運なダウンを奪って2対1の判定勝ちを収め、今年3月の勝利に続いて復帰2連勝を飾った。これで挑戦圏のある15位内に入ることが有力とみられており、マルガリート自身も近未来に大きな希望を見出している。その相手として、過去に1勝1敗のミゲール・コット(プエルトリコ)とサウル・カネロ・アルバレスの名前を挙げている。「ラモンとのリマッチは望んでいない。大きな試合がしたいんだ。特にラモンの兄サウルをやっつけたい」と話しているのだ。13日の兄の試合をサポートしながらリングサイドで戦いを見たサウル・アルバレスは、9月17日にWBO世界スーパーウェルター級王者リアム・スミス(英)に挑戦することになっている。ここでサウル・アルバレスが勝った場合にセットされている12月10日の次戦の相手として、マルガリートは名乗りを挙げているわけだ。現時点ではサウル・アルバレス対マルガリートというカードは釣り合いがとれているとは思えないが、兄の仇討ちという付加価値が加わるとなると少しは現実的な話になりそうだ。