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5年間に9度の防衛をこなしてきたWBO世界ライトフライ級王者ドニ―・ニエテス(34=比)が、同王座を返上したことをアラ・プロモーションが公表した。ニエテスは9月24日にフライ級転向初戦を予定している。
ドニー・ニエテス
ニエテスは07年から10年にかけてWBOのミニマム級王座を4度防衛しており、それを返上後にライトフライ級王座を獲得した。戴冠試合を含め計15度の世界戦で14勝(6KO)1分の戦績を残している。当初、ニエテスは9月24日にフライ級のWBAスーパー、WBO王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)に挑戦を画策していたが、エストラーダがWBAのレギュラー王者、井岡一翔(井岡)との団体内統一戦を義務づけられたため方針転換をすることになった。9月24日にはフライ級転向初戦で元WBC世界ライトフライ級V10王者、現在はフライ級でWBC4位にランクされているエドガル・ソーサ(メキシコ)と対戦する。
ニエテスの王座返上で気になるのが次期王者決定戦だ。最新のWBOランキングでは1位が前暫定王者モイセス・フェンテス(メキシコ)で、2位に田中恒成(畑中)、3位に原隆二(大橋)がつけている。ニエテスへの指名挑戦権を持っているフェンテスが決定戦に出場することは確定的で、相手が田中になるのか原になるのか、それともほかの選手になるのか気になるところだ。