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WBC世界スーパ―フェザー級王者フランシスコ・バルガス(31=メキシコ)が14日、メキシコシティで行われたWBCの定例会見に出席した。10日前に激闘を繰り広げたばかりのバルガスは「しばらく休養するが、秋には次の試合を行う予定」と話した。
フランシスコ・バルガス
バルガスは昨年11月、三浦隆司(帝拳)とダウン応酬の激闘を展開したすえ9回TKO勝ちで王座を獲得。今月4日にはオルランド・サリド(メキシコ)と、こちらも「年間最高試合」の声が出るほどの打撃戦を展開、引き分けで初防衛を果たした。WBCの会見に姿を現したバルガスはサングラスをかけたまま「2試合続けて激しい戦いだったので、少し休養する必要がある。目の上の傷の手当てもあるしね。でも、年内にはリングに戻るよ」と話した。もう少し被弾を減らす戦い方を勧める向きもあるが、バルガスは「これが私のファイト・スタイルなんだ。どうということはないよ。私には最適な戦い方なんだ」と応じた。今後については「このクラスには大きな報酬が見込めるファイターが何人もいる。私は王者だから最強の相手と戦いたい。そうすれば相応の報酬が望めるはずだから」と話した。次戦は11月が有力で、対戦候補者としては三浦、サリド、さらには新WBO王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/米)の名前も挙がっている。