スペンスが挑戦者決定戦出場

　IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(30=英)に対する指名挑戦者決定戦が、 2位のエロール・スペンス(26=米)対7位レナード・ブンドゥ(41=シエラレオネ/イタリア)のカードに決まった。

　当初、IBFはスペンスと3位のコンスタンチン・ポノマレフ(露)に声をかけたが、ポノマレフが拳の負傷を理由に辞退。さらに上位者が出場を見合わせたためブンドゥにチャンスが回ってきた。スペンスと契約を交わしているアル・ヘイモン氏側とブンドゥを擁するマリオ・ロネニ氏がすでに対戦交渉に入っているが、6月22日までにまとまらない場合は興行権入札が行われる。12年ロンドン五輪出場の実績を持つサウスポーのスペンスは20戦全勝(17KO)。30歳でプロデビューし、2年前にはキース・サーマン(米)の持つWBA王座(当時は暫定王座)に挑んで完敗を喫しているブンドゥは36戦33勝(12KO)1敗2分。サーマン戦後はEBU欧州王座を獲得するなど2連勝を収めている。なお、王者のブルックは8月27日か9月3日にWBO王者ジェシー・バルガス(米)と英国で統一戦を行うことになっている。