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ドーピング違反のため5月21日に予定されていたWBC世界ヘビー級王座挑戦を延期したアレクサンデル・ポベトキン(36=露)が、その後の検査で陰性だったことを受け年内にデオンタイ・ワイルダー(30=米)に挑戦したい意向を示している。
アレクサンデル・ポベトキン
ポベトキンは禁止薬物のメルドニウムの成分が検出されたとしてワイルダーへの挑戦を見送らざるを得なかったが、その後の再検査では陰性が確認された。これを受けポベトキン側のアンドレイ・リャビンスキー・プロモーターは「年内には試合が行われるべきだ」と主張している。一方のワイルダー陣営は7月か8月に4度目の防衛戦を計画中と伝えられ、相手として元1位のクリス・アレオーラ(米)らの名前が挙がっている。こうしたなかWBCのマウリシオ・スライマン会長は「まだ我々の調査は終わっていない。精査には数日を要するので、そのあとで判断を下すことになる」と話している。次戦でワイルダーが選択防衛戦を行い、そこから一定期限内にポベトキンと対戦の義務を負う、という可能性が高そうだ。