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7日に米国ネバダ州ラスベガスでサウル・カネロ・アルバレス(25=メキシコ)の持つWBC世界ミドル級王座に挑んで6回KO負けを喫した元WBA、IBF世界スーパーライト級王者アミール・カーン(29=英)は、あと数戦で引退する意向を持っている。
アミール・カーン
アルバレス戦では右の一撃で失神させられたカーンだが、それまでは互角の戦いを展開。敗れはしたものの株が大暴落したわけではない。試合後、カーンは「ウェルター級に戻って大きな試合をしたい」と話していた。そこに入ってきたのがIBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(英)との対戦話だ。しかし、カーンは「基本的に私は彼のことが好きじゃないんだ。だから戦うつもりはない」と拒否の姿勢をみせている。今後については「ダニー・ガルシア(米=現WBC世界ウェルター級王者)が第一候補。今後は英国で戦いたい。ミゲール・コット(プエルトリコ=元世界4階級制覇王者)を連れてくることは難しいかな」と話している。さらに「母親が1年ほど前から引退を勧めているが、負けたままでは終われない。あと3、4試合かな」とも話し、遠くない将来にグローブを置く可能性があることを明かしている。