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[海外ニュース]2016.5.9

決断迫られるアルバレス

 WBC世界ミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(25=メキシコ)は7日、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナでアミール・カーン(29=英)を右一発で粉砕、初防衛に成功したが、次戦で3団体のベルトを持つゲンナディ・ゴロフキン(34=カザフスタン/米)との対戦が義務づけられている。試合後、アルバレスは「いますぐでもいい」とライバルとの対決を煽ったが、本当に実現するのだろうか――。
※アルバレス対カーンはきょう9日夜9時からWOWOWライブ「エキサイトマッチ」で放送
サウル・アルバレス
 アルバレス対カーンの試合はミドル級リミットの160ポンド(約72.5キロ)よりも2キロ以上軽い155ポンド(約70.3キロ)の契約体重で行われた。カーンのスピードに手を焼いたアルバレスだが、はたしてジャッジの見解も割れていた。ふたりは49対46、48対47でアルバレスのリードと採点していたが、もうひとりは逆に48対47でカーン優勢とみていたのだ。苦戦の印象は拭えないものの、勝負を決めた6回の右一発で試合そのもののイメージを変えてしまった。アルバレスが底力のあるスター選手であることを再認識させられた一戦でもある。
 そのアルバレスはWBCからゴロフキンとの対戦を義務づけられており、カーンとの試合から15日以内に意思決定を迫られている。アルバレスが契約しているゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)とゴロフキンのK2プロモーションズは昨年10月、ゴロフキン対デビッド・レミュー(カナダ)などでイベントを共催するなど友好な関係にあり、テレビも同じHBOということで問題はない。一番のネックは体重だ。カーンを倒した直後のリング上でアルバレスは「誰も恐れてなどいない。(ゴロフキンと)いますぐに戦ってもいい」と威勢のいいコメントを残したが、陣営は155ポンドの契約体重に拘泥しており、「戦うなら160ポンド」と主張するゴロフキン側と決定的な溝がある。かつてゴロフキンは「メイウェザーと戦えるなら154ポンド(約69.8キロ)まで落としてもいい」と話していたが、これは対メイウェザーに限定してのことで、アルバレス戦に関しては「ミドル級の王者同士の試合なのだから160ポンドで戦うのが当然」と言い切っている。理はゴロフキンにあるといっていいだろう。
 しかし、その一方で人気度や過去のペイ・パー・ビュー(PPV=有料テレビ)の売上実績などではアルバレスが上を行くため、カード実現のためにはゴロフキン側が多少の譲歩を迫られる可能性もある。ここで注目されるのは報酬金額とPPVの分配比率だ。その点でどう折り合いをつけるのか。
 体重の問題と報酬という難問が立ち塞がり、しかも15日以内というリミットもあるなか、両陣営がどんな歩み寄りをみせるのか。交渉決裂、アルバレスのWBC王座剥奪、という可能性がある一方、157ポンド前後の契約体重で合意、という可能性もあるのではないだろうか。WBCを交えた今後のリング外の動きに注目したい。

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