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ウェルター級のIBF王者ケル・ブルック(29=英)とWBO王者ジェシー・バルガス(26=米)が統一戦に向けて下交渉に入っていることが分かった。両陣営は夏の対戦に向けて条件を詰めている。
ジェシー・バルガス
ブルックのプロモート権を持つエディ・ハーン氏が4月末に米国ニューヨークを訪れた際、トップランク(TR)社と交渉したという。ブルック陣営はバルガスのほかにティモシー・ブラッドリー(米)の名前も挙げたが、TR社側はブラッドリーが4月にマニー・パッキャオ(比)に敗れたばかりなので7月か8月の開催には間に合わないと返答。これを受けブルック側の標的はバルガスに絞られたかたちだ。IBF王者側は英国開催を希望しているが、バルガスは「ブルックが米国に来るならば戦ってもいい」と話しており、現時点ではジャブの応酬といったところだ。総合力が高く評価されているものの釣り合う相手に恵まれていない36戦全勝(25KO)のブルックと、サダム・アリ(米)を9回TKOで屠って株を上げた28戦27勝(10KO)1敗のバルガス。なかなかの好カードだけに実現してほしいものだ。