ベンの息子がプロデビューへ

　90年代にミドル級とスーパーミドル級の世界王者として活躍したナイジェル・ベンの息子、コナー・ベン(19=英)がプロに転向することになった。デビュー戦は4月9日、英国ロンドンのO2アリーナで行われるチャールズ・マーティン(29=米)対アンソニー・ジョシュア(26=英)のIBF世界ヘビー級戦の前座になりそうだ。

　父ベンは90年にWBO世界ミドル級王座を獲得し、92年にはWBCのスーパーミドル級王者になった。この王座はWBO王者クリス・ユーバンク(英)やミドル級のWBC王者だったジェラルド・マクラレン(米)らを相手に4年間に9度の防衛に成功した。その父親の影響を受けたコナーは15歳でボクシングを始め、アマチュアで22戦を経験。最近は52歳の父親とスパーリングもしているという。プロ転向に際し英国の最大手、マッチルーム・ボクシングと契約を交わし、スーパーウェルター級でのデビューを計画している。まだ正式発表はないが、英国の複数のメディアは「4月9日にプロデビュー戦がセットされるだろう」と報じている。