女子B級新王者にピリ

　30日(日本時間31日)、第2回WBC女子ボクシング総会の閉幕イベントとしてメキシコのバハカリフォルニア州ロサリートで、ジャスミン・リバス(28=メキシコ)対カテリーヌ・ピリ(ザンビア)のWBC女子世界バンタム級タイトルマッチが行われた。試合は7回負傷判定勝負となり、ジャッジ二者の支持を得たピリが新王者になった。

　この日のリバスはピリのスピードについていけず毎回のようにポイントを失っていった。あげく6回には偶然のバッティングで右目上をカット。これが続行不能と判断されて試合は終了となった。勝負は6回までの採点に委ねられ、58対56、59対55で二者がピリを支持。もうひとりは57対57だった。
　セミではラモン・アルバレス(メキシコ)が9回に右フックでジェームス・ウィンチェスター(米)を倒してTKO勝ちを収め、空位のNABF北米スーパーウェルター級王座を獲得した。WBC世界ミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(25)の4歳上の兄、ラモンは30戦23勝(15KO)4敗2分1無効試合。37歳のウィンチェスターは30戦17勝(6KO)12敗1無効試合。