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リナレスは快勝、ゲレロはダウン応酬
マルケス対ディアスのアンダーカードで行われた元2階級制覇チャンピオン、ホルヘ・リナレス(帝拳)対リカルド・フアレス(米)のWBA中南米ライト級王座決定戦は、5回にダウンを奪ったリナレスが大差の10回判定勝ちを収めた。
マルケス対ディアスのアンダーカードで行われた元2階級制覇チャンピオン、ホルヘ・リナレス(帝拳)対リカルド・フアレス(米)のWBA中南米ライト級王座決定戦は、5回にダウンを奪ったリナレスが大差の10回判定勝ちを収めた。
左:フアレス 右:リナレス
これが再起ロードの2戦目となるリナレスは、過去6度の世界挑戦経験を持つ強打者フアレスを初回から足とスピード、左ジャブでコントロール。毎ラウンド、ポイントを積み重ねた。5回終了間際には左アッパーを相手の右即頭部にヒット、打たれ強さに定評のあるフアレスからダウンも奪った。9回にはフアレスの猛反撃に遭ったものの凌ぎ、勝利をものにした。採点は99対90が二者、97対92が一者と大差がついていた。
ホルヘ・リナレス
試合後、リナレスは「世界タイトルマッチではなかったけれど、フアレスのような強い選手に勝てて嬉しい。フアレスは左フックが強いので自分の右ガードに気をつけた。ダウンを奪った左アッパーは自分でも素晴らしいと思った(笑)。次は10月24日(国技館)、日本のみんな、待っててね」と満足そうだった。
ホルヘ・リナレス
同じくアンダーカードで行われたロバート・ゲレロ(米)対ホエル・カサマヨル(キューバ/米)の元2階級制覇チャンピオン同士の10回戦は、ゲレロが大差の判定勝ちを収めた。サウスポー同士のこの一戦、ゲレロは2回に左ストレートで先制のダウンを奪い、以後も毎ラウンドのようにポイントを積み重ねていった。最終回、カサマヨルも右ストレートでダウンを奪い返したが、見せ場はこの一度だけだった。採点は98対89が二者、97対90が一者の大差だった。