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前WBC世界ミドル級王者ミゲール・コット(35=プエルトリコ)が23日、プエルトリコに帰郷した。21日に米国ネバダ州ラスベガスでサウル・カネロ・アルバレス(25=メキシコ)に判定負けを喫したコットだが、「自分が勝っていたと思う」と語った。
ミゲール・コット
専門サイトboxingsceneが伝えるところによると、コットは「12ラウンドのうち8ラウンドは支配した」と話したという。これを後押しするように、試合を生中継したメキシコのTVアステカの解説者も117対111でコットを支持していた。フレディ・ローチ・トレーナーも当然のようにコットの勝利をアピールしていた。試合ではコットは足をつかいながらアルバレスの圧力を逃がし、機を見て飛び込むというボクシングに徹したが、ジャッジ三者は119対109、118対110、117対111という大差でアルバレスを支持した。コットは手数では勝ったものの最も評価されるパワーパンチで118発対75発と劣っており、これが採点に響いたものとみられている。